学校司書の仕事と現実

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投稿日時 2018/2/15 12:04
1 匿名さん 
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非常勤職員の学校司書として五年、新しく新幹線が通った観光都市で勤務してました。

担当は二校、月5時間、火〜金6時間勤務でした。給与は手取り13万でした。

再試験で合格すれば再雇用され、十年勤務できることになっています。ただ月一研修の場で、決定が伝えられた時、職員課の担当は「受かれるものなら受かってみろ」と言っていました。

ほかにも研修の交通費支払を嫌がられる、「意欲がない人は契約を打ち切る」とあからさまに断言されるなど、教育委員会の学校司書への対応は悪かったです。

学校の教員も図書館を無視するような現場でした。職員室の雰囲気も悪く、多量の学習指導・学校行事を教員が夜遅くまで残業し、やっとこなしている状況でした。職員室で教員同士のいじめや嫌がらせも目にしました。

新しく購入した本が数十冊なくなることがありました。教員に何度も訴えましたがうやむやになり、一冊も戻ってきませんでした。担当の司書教諭は挨拶もせず、異動していきました。寄付された雑誌が図書館に届かず、調べると職員室で勝手に捨てられていたこともありました。

働いた数年を思うと、図書館で騒ぐ子どもを注意もせず放置する先生、いつ来校しても乱雑な図書館、何か提案してもうやむやで司書の存在も放置された状況が頭に浮かんできます。

教育委員会が目標とする

・図書館の読書推進(推進活動を行い貸出数を増やす)

・図書館学習への参加
(単元に合った学習書をクラス分用意する、利用指導の計画を立てプリントを作る、本や学習書の紹介を行う)

・図書館環境の整備
(絵本や読みものを著者順にする、調べ学習・読書推進を考え、図書館配置を変えるなど)

これを2校分、現場で作業し疲れはてました。図書館の本は種類別に配列しています。本が入ると入った分だけでなく、順ぐりに並べなおすため、全棚の本を移動させるので重労働になります。

学習書の用意も大変でした。「自校図書館から用意」「学校支援の図書館から手続きし配達してもらう」「勤務後、公立図書館に行き自分で借りる」など、単元の学習内容と学年のレベルに合った本を数十冊クラスに貸出します。二校担当していたのでひと月に何度も貸出・返却があって、やっとこなしていました。

ほかにもクラスの図書利用時限や、休み時間の生徒への対応、図書委員のイベントの手助け、図書館の展示や掲示、季節ごとに学級文庫の貸出、本の修理・廃棄、ブックトークや読み聞かせ・学習指導の準備などがあり、勤務中は休む暇がありませんでした。

図書館の管理はコンピューターの専門システムで行われ、貸出数・蔵書数は全てデータで出ます。図書館を使った授業回数・資料を作った回数も、期間を決めて報告する体制になっていました。

また〇〇年度までに目標とする数値がすでに決められていて、作業するしかない状況でした。

しかし学校現場からも教育委員会からも、非常勤として見下され、仕事だけは大量に押し付けられ蔑ろにされました。

前年に五年目を過ぎた司書が、採用試験を再度受けました。ほぼ皆合格が決まりました。ただ、その年の3月の研修では、総括(学校司書のまとめ役として定年退職後の教員がなる。お飾りのような職)に非常に嫌な態度を取られていました。

まず退職する人はマニュアルや研修で作ったファイルを、次の司書に流用するから「そのまま返せ」と言われていました。返却する必要は無いものです。また総括が「パイオニアの人、働いてくれてありがとう」と全く思っていない嫌味な口調で演説をはじめました。退職者にも在職者に対しても、悪意を感じました。

それまで学校や教育委員会の待遇の悪さは感じていましたが、総括があからさまな態度を見せたため、とても嫌な気分でした。

他にも教育委員会に不信感があります。

学校図書館の仕事は全てシステム化し、ほぼデータ作業なのに、総括は「パソコンの研修はしない。わからなければ公立図書館の学校支援担当に電話して、その都度聞けばよい」と言っていました。

図書館勤務経験が無く、パソコン作業も出来ない人を採用して、パソコン研修を全く行っていません。

また教育委員会の方針や目標が、学校司書にも学校にも負担が大きく、現場を無視したものです。

図書館も司書の仕事も理解していない総括や担当が、いい加減な推量で決めた業務に振り回される状況でした。

読書推進・図書館学習・図書館整備全てを、非常勤職員の司書に短期間でさせようとし、目標の年度や数字も決まっていました。

数字を目に見える形にし、結果を出したと言っていましたが、その皺寄せは司書にきました。総括や教育委員会の人達が自分達の成果だとアピールするために、立場の弱い司書に無理な仕事を押し付けていました。

「絵本や読みものの本をタイトル順から著書名順にする」方針も、一校で4000〜6000冊はある本を、図書館の床いっぱいに五十音順に分けて、表示シールを張り替え、一冊ずつデータを登録し直します。教員や生徒・保護者が協力した学校も多かったのですが、実際は大変な作業量です。

図書館学習にしても、一クラス分の本や資料を用意するのは非常に手間がかかり、まず学校図書館に本が足りません。自治体の小学校は40校ちかくあるのに、総括に本が足りないと言うと「学校支援担当の図書館から借りればいい」と答えました。

40校だと同テーマの本が千冊以上は必要になり、学校支援では対応しきれません。自治体や県の図書館から同時期に単元のテーマの本が借りられ、本が無くなることが続き、混乱しました。

すると「学校司書が提案して、先生方に単元の勉強時期をずらしてもらい、他の学校と重ならないように本を借りればいい」と言われました。

学習の時期をずらすのは、実際は教員にとって負担であり、部外者の司書が提案できないことです。

学校支援担当の図書館で、学校に学習用に貸した本が返却されない、教員や学校に連絡しても無視される、数年で180冊紛失したというトラブルが起こり、図書館側から「これ以上、学校に協力できない」とさえ言われたこともありました。

学校現場は外部に対していい加減な所があり、司書や図書館組織自体が下に見られていました。

その時の総括の対応は「学校司書の皆さんが返却する際、何度も確かめてください」というものでした。

各学校への注意喚起に配られたプリントのタイトルも「学校司書に注意してほしいこと」と司書にむけてのみ書かれたような文章で、実際は教員や学校の落ち度でも、責任は学校司書にあるかのようでした。

非常勤職員の立場で、給与や勤務時間以上の仕事を押し付けられ、教育という大義名分を隠れ蓑にされ腹立だしさを感じています。

非常勤職員として過重な労働ですし、司書の立場が弱いのをいいことに教育者とは思えない対応、図書館への理解も計画性もまるでない方針と、弱い立場の司書への、あからさまな責任回避・責任押し付けが現実でした。
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投票数:8   
投稿日時 2018/6/14 19:36
2 匿名さん 
idbR4NZe4Q3cg
同業の者です。教師の中にはさすが、と思うような立派な方もいます。
でも1匿名さんのおっしゃるように、「非常勤職員の立場で、給与や勤務時間以上の仕事を押し付けられ、教育という大義名分を隠れ蓑にされ」は事実だと思います。
学校は校長を頂点とする縦社会らしいです。事務、校務員、に仲良く組まれてイジメられている他校の司書もいます。司書は職員室カーストの下層部に位置されているから、ターゲットにしやすいのでしょうね。
その上、生徒、職員にさえ「図書館なんて貸し出し以外は、ひとりで本でも読んでりゃいいんでしょ?」と思われているらしいです。疲れて反論する気力もない。トイレに行く時間さえ惜しいです。
夕方の職員室で先生方が談笑しあっている光景など目にすると、自分には関係のない世界だな、とひがみます。
好きな仕事ができるから、職場なんてどこも同じ・・・と自分をだましだまし働いています。
投票数:3   
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